黄金比

ミロのビーナス美しさの秘密
比率を計算して書いてあるのだと・・・
黄金比は、英語でgolden ratio

定義:
線を2つに分割するとき、「全体(a+b):大きな部分(b)」の比と
「大きな部分(b):小さな部分(a)」の比が等しくなる分け方。

数式:
1:1+√5/2 ≒1:1.618

黄金比は、人間が最も美しく感じるバランスのいい比率。
この比は、フィボナッチ数の隣接する2項の比に近い比率。

黄金比が美しいと感じるのは、安定感・落ち着きといった
ものを感じることができるから・・・

巻き貝のらせん模様、植物の葉の並び方など自然の造形が
黄金比になってできている。自然にできているのか?
それとも計算してデザインしているのか?

東洋の美学には「白銀比」というものがある。

黄金比と同様に白銀比というのは、
1:√2 ≒1:1.414の比率になっている。

日本古来のデザインである法隆寺の五重の塔を上から見ると、
短辺と長辺の関係が白銀比になっている。

A判やB判の紙も白銀比になっている。
A4サイズ 210mm×297mm =1:1.414
B4サイズ 257mm×364mm =1:1.414

黄金比白銀比という美しく感じる比率があって、それが
数字の比で表すことができるのもなんでだろう?

西洋人と日本人が微妙な感覚が違うのは、この
デザインの比率が少し、違うことが原因なのかもしれない。

美しい東北の景色が、大震災で壊れてしまった。
これからそのくらいかかるかは、わからないけど、
もう一度、あの素晴らしい風景が見れるように
なることを祈っています。