パーキンソンの法則

公務員の数は増え続ける

定義:公務員の数は仕事量とは関係なく一定の割合で増加する。
発見者:パーキンソン

1957年、イギリスの社会学者パーキンソンは雑誌に発表した論文に
公務員の独特の習性について分析した。彼によると公務員の数は
仕事量とは関係なく、5〜7%くらいの一定の割合で増え続ける
と書いてあります。

なぜなら、公務員は、部下を増やしたがる。しかし、ライバルは
つくりたくない。また、公務員は、自分たちのお互いの利益のため
に新しい仕事を作り続ける。この二つが、公務員の数と仕事を無意味
に増大させていくというわけです。

不合理とパーキンソン

原稿の締め切りと同じです。
締め切りがあると、それ以前に書き終えることができる原稿でも、
締め切りぎりぎりにならないと書かないというのもパーキンソンの
法則の一つかもしれません。


自然科学では、たいていの場合、答えは一つです。
しかし、仕事の中には、答えがはっきりしていない、
あるいは答えのない事柄がたくさんある。
そして、そのような事柄の多くは、政治家や派閥の力、
人間関係などで答えが決まってしまうこともある。

このような不合理が避けられない分野では、
パーキンソンの法則が成り立ちやすいかもしれません。
声の大きな人の意見が通りやすい・・・、人間とは、
そういうものなのかもしれません。

公務員の習性について、論文があって法則があるなんて
知りませんでした。日本は官僚がしっかりしているから
総理大臣や大臣が、ころころ変わっても問題ないと聞いて
いましたが、公務員は、公務員で自分の縄張りやテリトリー
が、ちゃんとわかれるように行動しているのは、証明され
ているんだ。

縦割り行政になるのも当然のことなんだと・・・